雑感。思いのままに。 Whatever I feel like writing, I will.
category:雑感
これはカペルが1953年夏、オーストラリアからシャーリー・ローズにしたためた手紙からの抜粋である。「聴衆」と云う物の存在を感じなくていい時に本当にアーティストとして創造が出来るという話は過去の日記に書いた。今回は、ステージの上に上がる時に、または練習過程で何を想い、考え、実行すべきなのかを考えてほしい。オレが共感した言葉はこれだ。自分でも常に思うことだ。他人の言葉を通すと、ひょっとしたら諸君も閃くかもしれない。
(ショパンのh-mollのスケルツォについて)「I have not, to this day, enough technique to play evenly, but I have enough to play it with my insides. And while I am a little out of patience with my silly hands, I realize that I have attained enough strength to give the work my feeling for it. What else can I do?」という言葉と
(この曲を均等に安定して弾くだけのテクニックは未だに持っていないんだ。しかし、内に秘めている物はこの曲を演奏するに充分足る物なんだ。自分の手に対して些か不満を感じるところはあるが[思い通りに動かない事に対して忍耐しきれない]、自分がこの曲に対する自分の想いをぶつけるだけの力を持つことは理解している。それ以外に何が出来るって言うんだ?)
「Consider each challenge soberly, and then, step by step, meet it in your own way. That's what I try to do. Sometimes my fingers work, sometimes not, -the hell with them! I want to sing anyway. And my heart seldom doesn't work. So don't brood over technique too much. Remenber that you are a musician.」 (一つ一つの難関[挑戦]を冷静に見据えて、そして一歩ずつ、自らのみに出来る方法で解決していくんだ。それが私がする事だ。もちろん、指が[思い通りに]動くこともありゃ動かないこともある。そんなことはクソ食らえだ!私はどうなったかに関わらず、歌いたいんだ。そして自分のハートが自分を見捨てることは殆どない。だからテクニックに不必要に固執するんじゃない。君は音楽家なのを常に思い出すんだ。)
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プロフィール
HN:
H. Noguchi Esq.
年齢:
52
性別:
男性
誕生日:
1972/08/21
職業:
音楽家
趣味:
多彩
自己紹介:
現在東京を基点に世界各地で活動している音楽家、トランペット奏者。自らの信念を基に、日々修行と交流に生きる。
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